【ワンピースカード】カイドウ&リンリン《OP08-119》の評価・解説

ワンピースカードゲーム第8弾「二つの伝説」にSECとして収録されている、カイドウ&リンリン《OP08-119》の使い方や対策について解説していきます。

目次

カイドウ&リンリンのステータス

OP08-119|SEC|CHARACTER

カイドウ&リンリン

コスト10属性打/特
パワー12000カウンター
特徴
四皇/百獣海賊団/ビッグ・マム海賊団
テキスト
アタック時ドン!!-10:このキャラ以外のキャラすべてを、KOする。その後、自分のデッキの上から1枚までを、ライフの上に加え、相手のライフの上から1枚までを、トラッシュに置く。

illust:K Akagishi
parallel version illust:TV animation ONE PIECE Key Animation: Katsumi Ishizuka Art Director: Takashi Yoshiike

カイドウ&リンリンの解説

「カイドウ&リンリン《OP08-119》」は、ブースターパック第1弾『ロマンスドーン』で登場した「カイドウ《OP01-094》」とブースターパック第3弾『強大な敵』で登場した「シャーロット・リンリン《OP03-114》」が合わさったような効果を持っています。

元となったカイドウやリンリンは、どちらもリーダーに指定があるために採用できるデッキは限られていますが、登場から時間が経っているにもかかわらず該当のデッキでは未だに採用されている強力なフィニッシャーです。

「カイドウ&リンリン」は、そんな2種類の強力な効果を併せ持ち、アタック時への発動タイミングの変更や戻すドン!!の増加といった能力の調整は入っていますが、発動できた場合の恩恵はキャラ単体から得られるものとしてはトップクラスです。

カイドウ&リンリンの評価

「カイドウ&リンリン」の強い点・弱い点を紹介します。

メリット

紫の稀少なライフ回復カード

「カイドウ&リンリン」は、紫色でライフを追加する効果を持っている数少ないカードの内の一つです。その中でも、リーダーの指定がないカードは限られているため、紫を含むデッキでは、ライフを回復する手段として幅広く採用が検討できます。

紫のライフ回復カード

「クロコダイル《OP04-060》」は、自分のリーダーが『B・W』を含む特徴を持っていなければライフの追加ができません。

「クロコダイル《OP04-060》」は、自分のリーダーが『B・W』を含む特徴を持っていなければライフの追加ができません。

優秀な特徴を所持

「カイドウ&リンリン」は、特徴を3種類も持っています。

中でも『百獣海賊団』と『ビッグ・マム海賊団』は、それぞれ主軸でデッキが組めるほど豊富なカードプールを有しており、また、どちらも優秀なサーチカードが存在してるため、様々な手段でリーチすることが可能です。

デメリット

効果を使用するとドン!!が0枚になる

効果を発動するためには、コストとしてドン!!を10枚、ドン!!デッキに戻す必要があります。

強力な効果と引き換えに以降のターンに動ける幅が狭まってしまうため、考えなしに使用するとせっかく得たアドバンテージが一瞬で縮まってしまう可能性もあります。

効果を発動したターンにゲームを終わらせるか、下記の『カイドウ&リンリンと相性の良いカード』の項目で紹介しているカードと組み合わせることで、デメリットを軽減できる状態で使用したい効果です。

柔軟性に乏しい・使う場所を選ぶ

複数の効果を内包しているが故に、柔軟性には欠けてしまいます。

後半の「ライフ回復・ライフ焼却効果」は、どちらも『1枚まで』と書かれているため、実質的には任意効果であり、自分のライフを回復しなかったり、相手のライフをトラッシュしないこともできますが、前半の「場のカードをKOする効果」は、コストを支払ったのであれば必ず発動する効果なので、後半の効果だけ使用するといったことはできません。

そのため、自分の場の方が有利であったり、相手の場にKOできるキャラが少ない・相手にKO対策をされている場合など、効果を思うように使用できない状況も存在し、いつ使っても絶対に強い効果というわけではありません。

出したターンに隙が生まれる

「ロロノア・ゾロ《OP06-118》」のように、登場したターンには何も起こらず、更に、キャラのプレイにドン!!を全て使用するため、そのターンの動きが非常に弱くなってしまいます。

OP06-118|SEC|CHARACTER

ロロノア・ゾロ

コスト9属性
パワー9000カウンター
特徴
麦わらの一味
テキスト
アタック時ターン1回①(コストエリアのドン!!を指定の数レストにできる):このキャラをアクティブにする。
アタック時ターン1回②(コストエリアのドン!!を指定の数レストにできる):このキャラをアクティブにする。

劣勢時にはプレイしている余裕すらない状況も起こり得るのは、アタック時効果しか持たない大型キャラの宿命です。また、そのような場合に、自身がカウンター値を持っていないため、手札で完全に腐ってしまうのも欠点です。

カイドウ&リンリンと相性の良いカード

「カイドウ&リンリン」を使う際に組み合わせて使いたいカードや、相手に使われる上で警戒しなければならないコンボなどを考えていきます。

KO耐性を持つのキャラ

KO耐性を持つキャラやKO耐性を付与する効果は、キャラをKOする「カイドウ&リンリン」の自分への影響を軽減することが可能です。

特に、自分のキャラ全体に『効果によるKO耐性を付与する効果』を持っている「サボ《OP04-083》」は、紫と黒を持っているリーダーを使う場合には、優先的に採用したいカードです。

「サボ」と組み合わせて使うことを考えると、アタック時効果であることがむしろメリットとして機能します。

OP04-081|SR|CHARACTER

サボ

コスト5属性
パワー6000カウンター1000
特徴
ドレスローザ/革命軍
テキスト
ブロッカー(相手のアタックの後、このカードをレストにし、アタックの対象をこのカードにできる)
登場時自分のキャラすべては、次の自分のターン開始時まで、効果でKOされない。その後、カード2枚を引き、自分の手札2枚を捨てる。
Tips

「効果でKOされない」効果を持つカードには、「ボルサリーノ《OP02-114》」のように相手ターン中のみ発動するものと、「フクロウ《OP03-088》」のように常時発動しているものとの2種類が存在します。

自分の「カイドウ&リンリン」と組み合わせて使いたい場合には、相手ターン中のみ発動するカードではKOを回避することができないので、注意が必要です。

ドンを追加できるカード

「カイドウ&リンリン」は、アタック時効果を発動するためのコストとしてドン!!を全てドン!!デッキに戻さなければなりません

このデメリットを軽減できるカードを採用していない場合、次のターンはドン!!が2枚しかないため、相手に立て直す猶予を与えてしまうどころか、自分がまともに動くこともできなくなってしまいます。

「カイドウ&リンリン」は、自分のドン!!を追加できるカードが採用されているデッキや、ドン!!を追加できる効果を持ったリーダーで使用したいカードです。

ドン!!を追加できるカードの例

但し、「ユースタス・キッド《OP05-074》」などキャラの効果でドン!!を回復したい場合には、「サボ《OP04-083》」であらかじめKO耐性を付与しておく必要はあります。

但し、「ユースタス・キッド《OP05-074》」などキャラの効果でドン!!を回復したい場合には、「サボ《OP04-083》」などを用いてあらかじめKO耐性を付与しておく必要はあります。

中でも、同じ『二つの伝説』に収録されている「ブラックマリア《OP08-074》」は、一気に5ドン!!回復することのできる、非常に相性の良いカードです。

但し、「ブラックマリア」はコストが3なので、効果を発動するターンに「サボ《OP04-083》」と一緒にプレイすることでKOを免れるか、即座に1ドン!!回復しておくことで、3ドン!!以上確保した状態で次のターンを迎える必要はあります。

KO時にメリットが働くカード

KO時効果として、自分にメリットが働く効果を持つキャラは、「カイドウ&リンリン」のKO効果に巻き込むことで、能動的に効果を発動させることが可能です。

EP06-104|R|CHARACTER

菊之丞

コスト4属性
パワー6000カウンター
特徴
ワノ国/赤鞘九人男
テキスト
KO時相手のライフが3枚以下の場合、自分のデッキの上から1枚までを、ライフの上に加える。

カイドウ&リンリンの弱点・対策

「カイドウ&リンリン」を自分が使う上での弱点・欠点や、相手に使われる上での対策を考えていきます。

KO耐性に弱い

KO耐性を持つキャラやKO耐性を付与する効果は、相性の良いカードであると同時に、相手に使われた場合には弱点にもなり得ます。

もともと自身が『効果でKOされない効果』を持っているキャラの他に、自身のキャラ全体に『効果によるKO耐性を付与する効果』を持っている「サボ《OP04-083》」や『KOを肩代わりする効果』を持っている「ドンキホーテ・ロシナンテ《OP05-030》」は、「カイドウ&リンリン」対策として機能するカードの中でも、採用率の高いカードです。

Tips

「ドンキホーテ・ロシナンテ」の相手ターン中効果は、同時に複数のレストのキャラがKOされる場合、1体の効果でそれら全てを守ることが可能です。

但し、キャラがKOできないというだけで、後半のライフ効果は発動することができます。

着地狩りに弱い

着地狩りとは、ワンピースカードゲームでは、アタック時など効果が発動できるようになるまでに、1ターン待たなければならないキャラが、返しの相手ターンに処理されてしまい、仕事をしないまま場から退場することを指します。

「カイドウ&リンリン」は、アタック時効果しか持っていないため、出したところで処理されてしまえばそれまでです。

KO時にメリットが働くカード

KO時効果を持つキャラや、KO時にメリットが働くキャラであれば、アタック時の全体KOの被害を軽減することができます。

カイドウ&リンリンまとめ

決まれば強い分、弱点も多いカードです。

様々なデッキに広く採用されているカードが、このカードのメタになっている点も向かい風ではありますが、生き残った際に得られる恩恵は莫大なので、相手のデッキによって使い分けられるようデッキに忍ばせておくと、思わぬ働きをしてくれる可能性が期待できるキャラです。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • アタックするときに10ドンたまっていなくても
    ドンを戻して効果って発動できますか?

    • いいえ、10ドン!!未満では効果は発動できません。

      【解説】
      ワンピースカードでは、『:』より前に書かれている部分は”発動コスト”で(「カイドウ&リンリン」の場合は、『ドン!!-10』)、指示された発動コストは一部のみを支払うことはできず、また全て満たすことができなければ、その効果を発動することはできません。

      ですので、今回の場合ですと10ドン!!をドン!!デッキに戻すことができなければ、効果も発動できません。

  • 効果発動後の相手のターンでカイリンが除去されなかった場合、次の自分のターンでは10ドン貯まってない状態ですが、攻撃のみは行えますか?

    • はい、行えます。

      アタック時効果は、アタック宣言の後に任意で発動できる効果であり、アタックを行うために必要な制約ではありません。
      ですので、アタック時効果を発動できない状況でも、アタックのみを行うことは可能です。

  • 今更の質問で、失礼します。
    以前、自陣地の展開しているキャラを
    黒5サボでKO耐性をつけてから
    カイドウ&リンリンのアタック時効果を
    発動させると相手のキャラが
    全てKO(KO耐性のついていないキャラ)されるけど、その後のライフ操作の効果は発動しないと聞きました。
    KOの効果でカイドウ&リンリン以外のキャラが
    残っても「その後〜」の効果は発動できるのでしょうか?
    ご教授お願いします。

    • はい、発動できます。

      【解説】
      今回のケースでは、「カイドウ&リンリン」以外のキャラすべてをKOし、KO耐性を持つキャラはKOされなかった時点で、前半の効果の処理は解決しているため、問題なく後半の効果の処理を行えます。
      また、そもそも『○○。その後、△△』とある場合、○○が解決できない場合でも、△△を解決することができます。

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