カードゲームのタイトルによっては、スタン落ちやレギュ落ちと呼ばれる、カードプールに制限がかかり発売から時間の経ったカードが使用不可能になるルールが導入されている場合があります。
現在、ワンピースカードゲームにそのようなルールは導入されていませんが、カードの右下に記載されている『数字が書かれた悪魔の実のアイコン』が、今後のスタン落ち導入を示唆しているのか調べてみました。
スタン落ち・レギュ落ちとは
スタン落ちやレギュ落ちとは、発売されてから時間の経過したカードがまとめて使用不可能になるルールのことです。
スタン落ち……スタンダード落ちの略称
レギュ落ち……レギュレーション落ちの略称
日本で有名なカードゲームでは、『MTG(マジック:ザ・ギャザリング)』や『ポケモンカードゲーム』がこのルールを導入しており、どちらもおよそ直近3年間に発売されたカードしか使用することができません。


例えば、ポケモンカードゲームでは、上図のように左下にアルファベットのマークが記載されています。
アルファベットは、1年周期でB、C、D……と更新されていき、現在から遡って2つ前のアルファベットまでしか使用することができません。
例:現在のマークが『G』なら、E・F・Gのマークのカードが使用できます。
スタン落ちとなり、スタンダードのレギュレーションでは使用することができなくなってしまったカードには、当該カードを使用することのできる他のレギュレーションが用意されています。
スタン落ち・レギュ落ちの存在理由


スタン落ち・レギュ落ちを導入するメリット
- カードプールの範囲が限られるため、初心者が新規参入しやすい
- 強力なカードも一定期間の後に使用不可になるため、環境が健全化されやすい
スタン落ち・レギュ落ちを導入するデメリット
- 一定期間の後に、当該カードのプレイ需要による価値が落ちる
一方で、スタン落ち・レギュ落ちが導入されているカードゲームと、そうでないカードゲームを比較した場合に、スタン落ち・レギュ落ちが導入されていないデメリットとして、禁止・制限カードの枚数が非常に多くなることが分かります。
つまり、スタン落ち・レギュ落ちの導入されているカードゲームは、一定期間の後にカードを使用不可にすることで環境を調整し、導入されていないカードゲームは、カードを禁止・制限することで環境の調整を行っています。
ONEPIECEカードにおけるスタン落ち・レギュ落ち
現在、ワンピースカードゲームにスタン落ち・レギュ落ちのルールはありません。
ところが、ワンピースカードの右下に記載されている『数字が書かれた悪魔の実のアイコン』の仕様が、ポケモンカードのレギュレーションマークと酷似しているために、ワンピースカードゲームにもスタン落ち・レギュ落ちが導入されるのでは、といった疑問が生まれています。


ワンピースカードも、約1年毎に、悪魔の実に書かれた数字が1ずつ増えていっています。
実際、ブースターパックの場合、ワンピースカードゲーム1周年となる第5弾から悪魔の実の数字が2に更新されており、2周年となる第9弾から悪魔の実の数字が3に更新されています。
現時点では、ワンピースカードゲームが発売されてから、スタン落ち・レギュ落ちを実施するほどの年月が経過していませんが、では今後、導入されることはあるのでしょうか。


レギュ落ち・スタン落ちに対するバンダイからの回答は、以下の通りです。
- 悪魔の実の数字は何?
-
何年目に出したカードなのか整理するための数字
- ローテーションの予定は?
-
今のところローテーションする予定はいっさいない
この他にも、
- 今のところローテーションする予定はいっさいないが、将来的にはあるかもしれない。
- 悪魔の実の数字を使って色々な遊び方をやるかもしれない
といった回答がありました。
参考:【公式】ONE PIECEカードゲーム チャンネル – ワンピカード情報局
再録されたカードはどうなる?
ワンピースカードゲームでは、同じカードがイラストや加工を変えて、別の商品に再び収録されることがあります。


例えば、ブースターパック第2弾『頂上決戦』で登場した「ポートガス・D・エース《OP02-013》」は、第8弾『二つの伝説』においてSP仕様で再録された際も、レギュレーションマーク①のままでした。
このように、型番の同じカードは、一番初めに登場したカード(再録元)のレギュレーションマークが引き継がれます。
そのため、もし今後レギュレーション落ちのようなルールが追加された場合には、同一型番のカードは発売時期にかかわらず一様に使用できなくなることが予想されます。
ワンピースカードのスタン落ち・レギュ落ちまとめ
公式の回答から、ワンピースカードゲームにおいては、現状ではスタン落ち・レギュ落ちの導入が予定されていないことが分かりました。
但し、将来的にはあるかもしれないとも回答しているため、今後も絶対に実施されることはないというわけでもないようなので、今後の動向が気になるところです。
コメント