8パックバトルの勝率を上げる考え方・戦略まとめ

ワンピースカードゲーム公式イベント『8パックバトル』における、デッキの組み方・戦い方など、勝率を上げる戦略について解説します。

補足

この記事で解説している内容は、どのブースターパックを使用した8パックバトルでも共通しているものですが、ここでは第7弾「500年後の未来」に収録されているカードを例として使用しています

目次

8パックバトルとは

いわゆる『シールド戦』といわれる対戦形式の一つで、未開封のパックを開封し、出てきたカードだけでデッキを組んで戦う遊び方のことです。

イベント開催店舗でブースターパックを8個購入し、その場で出た計48枚のカードの中から30枚のデッキを構築する必要があるため、プレイングだけでなく、事前のカード知識から当日のパック運まで幅広い要素が求められます。

8パックバトルの基本ルール

まず初めに、8パックバトルの基本的なルールについて説明します。
事前にデッキを組んで戦う『構築戦』とはルールが大きく異なるため、覚えておくべき重要な情報をまとめました。

リーダーカードは固定

8パックバトルでは、リーダーカードは、参加時に配布されるモンキー・D・ルフィ《P》」を使用します。

本イベントの専用リーダーである「モンキー・D・ルフィ」は、8パックバトル用にデザインされており、通常のリーダーとは異なる特殊な効果を持っています。

P|P|LEADER

モンキー・D・ルフィ

ライフ45属性
パワー5000カウンター
赤/緑/青/紫/黒/黄
特徴
麦わらの一味
テキスト
ルール上、このリーダーは指定されたイベントでのみ使用できる。
ルール上、このリーダーはすべてのカード名と特徴と属性を持つカードとして扱う。
補足情報

ゲームバランスの調整のため、記載されている情報の一部が変更されています。
手元に配られる実物のカードにはライフ4と記載されていますが、実際にはライフ5として扱います

ライフ「5」ライフ「4」

追記

公式のアナウンスはありませんが、2024年7月開催分からライフが5に修正されたようです。

ルール介入効果

リーダー効果によるルール変更は、デッキの構築や戦い方にも影響してくる部分ですので、一つずつ確認していきます。

すべてのカード名を持つカードとして扱う

リーダーカードのルフィは、全てのカード名を持つカードとして扱います。
『自分のリーダーが○○の場合』や『自分の(他の)○○』(※○○はカード名)といった条件は、全て満たすことができます。

『自分のリーダーが○○の場合』の例

OP07-098|UC|CHARACTER

アトラス

ライフ5属性
パワー6000カウンター1000
特徴
科学者/エッグヘッド
テキスト
自分のライフの枚数が相手のライフの枚数より少ない場合、このキャラはバトルでKOされない。

トリガー自分のリーダーがベガパンクの場合、このカードを登場させる。

リーダーカードのカード名はルール上「ベガパンク」でもあるので、「アトラス《OP07-098》」のトリガー効果は使用できます。

『自分の(他の)○○』の例

OP07-078|C|EVENT

メガトン九尾ラッシュ

コスト3属性
パワーカウンター
特徴
フォクシー海賊団
テキスト
メイン自分の場のドン!!が相手の場のドン!!の枚数以下の場合、自分のフォクシー1枚までを、アクティブにする。

トリガードン!!デッキからドン!!1枚までを、アクティブで追加する。

リーダーカードのカード名はルール上「フォクシー」でもあるので、「メガトン九尾ラッシュ《OP07-078》」は、キャラの「フォクシー《OP07-071》」だけでなく、リーダーもアクティブにできます。

すべての特徴を持つカードとして扱う

同様に、リーダーカードのルフィは、全ての特徴を持つカードとして扱います。
『自分のリーダーが特徴《○○》を持つ場合』という条件は、全て満たすことができます。

『自分のリーダーが特徴《○○》を持つ場合』の例

OP07-071|R|CHARACTER

フォクシー

コスト7属性
パワー7000カウンター
特徴
フォクシー海賊団
テキスト
相手のターン中自分のリーダーが特徴フォクシー海賊団を持つ場合相手のキャラすべてを、パワー+1000。
起動メインターン1回ドン!!デッキからドン!!1枚までを、レストで追加する。

リーダーカードの特徴はルール上「フォクシー海賊団」でもあるので、自分の場の「フォクシー《OP07-071》」は、相手のターン中、相手のキャラ全てのパワーを-1000できます。

すべての属性を持つカードとして扱う

同様に、リーダーカードのルフィは、全ての属性を持つカードとして扱います。
開封したパックから出てきた『キャラクター・イベント・ステージ』カードは、『赤・緑・青・紫・黒・黄』の属性にかかわらず、全てデッキに入れることができます

リーダー効果のデメリット

OP07-060|UC|CHARACTER

イトミミズ

コスト3属性
パワー0カウンター1000
特徴
フォクシー海賊団
テキスト
起動メインターン1回自分のリーダーが特徴《フォクシー海賊団》を持ち、自分の他の「イトミミズ」がいない場合、ドン‼デッキからドン‼1枚までを、レストで追加する。

『すべてのカード名と特徴と属性を持つカードとして扱う』というリーダー効果には、デメリットも存在します。

「イトミミズ《OP07-060》」は、『自分のリーダーが特徴《フォクシー海賊団》を持ち』という条件は満たすことができる一方で、『自分の他の「イトミミズ」がいない場合』という条件は、自分のリーダーが「イトミミズ」でもあるため、満たすことができません。

※これが、『自分の他のキャラの「イトミミズ」がいない場合』といった効果であれば、問題はありません。

構築戦と異なるルール

8パックバトルは、基本的に最新のオフィシャルルールに基づいて行われますが、一部通常の構築戦とは異なるルールが存在します。

デッキは30枚で構築

通常の構築戦は、デッキの枚数が50枚であるのに対して、8パックバトルでは30枚のデッキで戦います。
そのため、デッキに1枚しか入っていないカードでも、高い確率でゲーム中に手札に加わる可能性があります。

枚数制限・禁止制限はない

通常の構築戦は、同じカードナンバーのカードはデッキに4枚までしか入れられません。また、禁止・制限に指定されているカードはデッキに入れることができません。
一方で、8パックバトルでは、そのような同じカードナンバーのカード枚数制限や禁止カードの制限はありません

参考:https://www.onepiece-cardgame.com/events/2023/officialevents/8packs-battle/

大会進行におけるルール

持ち物

参加するにあたって必要となる持ち物がいくつかあります。
ショップ独自で指定する持ち物が含まれる可能性もありますので、『BANDAI TCG+アプリ』上にて、実際に参加するイベントの概要の項目も合わせてご確認ください。

  • ドン!!カード 10枚
    カード類に関しては、ドン!!デッキのみ自身のドン!!カードを持ち込んで使用します。
  • カードスリーブ 30枚 (+予備)
    スリーブの着用が必須のため、持参する必要があります。また、オフィシャルルールにもあるように、透明のスリーブ単体での使用はできません。
    新品である必要はありませんが、使用感の程度によってはマーキングなどの不正を疑われる可能性もありますので、心配であれば新品を用意することをおすすめします。また、大会中の破損等に備え、予備の用意があると万全かと思います。
  • BANDAI TCG+アプリの入ったスマートフォン
    大会受付や参加中にマッチングの確認に使用します。
  • 筆記具
    ショップによっては、筆記具の貸出をしていない場合があります。
  • 身分証明書
    ショップによっては、本人確認をする場合があります。また、本人確認は、BANDAI TCG+のアカウントに登録している電話番号へのコールなどで行うケースもあります。
  • 参加費
    8パックバトルに使用するブースターパックは、イベントを開催するショップの店頭にて購入します。その際、決済方法が現金のみのショップもありますので、現金を用意しておくことをおすすめします。

試合までの流れ

おおよその流れは下記の通りですが、必ずしも記載された順番に進行していくわけではありません。

  • 大会受付
    受付終了時間までに、ショップにて大会受付を行います。大会受付時間はショップによって異なりますので、BANDAI TCG+から該当のイベント詳細にある『当日受付時間』の項目を確認しておきましょう。
  • パック代金の支払い
    事前にパック代金を支払い、大会開始後に購入したパックが配られる場合が多いです。
  • 参加賞の配布
    ゲームに使用する、リーダーカードの「モンキー・D・ルフィ」が配られます。
  • パックの開封
  • チェックリストの記入
    大抵、『パックの開封』と『チェックリストの記入』は、セットで行われます。ショップによって異なりますが、開封から記入までを自分で行う場合もあれば、不正防止のため、対面の参加者と協力する方法や参加者全員で協力する場合もあります。
    チェックリストに、パックから出たカードの枚数を記入します。
  • デッキの作成
    パックから出たカードでデッキを組み立てていきます。基本的に、パックの開封~デッキの作成までを決められた時間内に行うことが多いです。
    チェックリストに、デッキに入れたカードの枚数を記入します。

8パックバトルでの考え方

8パックバトルには、構築戦とは異なる要素が多く存在します。
それらを踏まえた上で、続いては、8パックバトルならではの基本的な戦略についてお伝えします。

デッキ構築のコツ その1.採用編

まず初めに、どのブースターパックを使用した8パックバトルでも共通している、普遍的なカード採用のコツを紹介していきます。

構築戦ではあまり使われていないカードが活躍することが、8パックバトルにおいては頻繁に起こり得ますので、8パックバトルならではの視点からカードを採用していきましょう。

パワー5000以上のキャラを優先

ドン!!を付与せずにリーダーを攻撃することができるパワー5000以上のキャラは、一つの明確な採用基準となります。

特に、効果を持たない通称『バニラ』と呼ばれるカードは、最優先で採用すべきカードです。
バニラと同等のスタッツ(パワーが、自身のコストに2を足した数値×1000)を持つカードも同様です。但し、デメリット効果を持つ場合はこの限りではありません。

※スタッツ…コストとパワー

バニラのキャラは、効果を持っていない代わりに、コストに対してのパワーが大きく、また、効果を持っている同じスタッツのキャラと比較して、カウンター値を持っている点で優ります。
この2つの要素が、8パックバトルにおいては非常に重要であり、バニラのキャラの価値が構築に比べてとても高くなっています。

また、8パックバトルでの序盤の動きとして、2ターン目からは各ターン、今あるドン!!の枚数と等しいコストを持つバニラをプレイすることが、一つの理想的なゲーム展開といえます。

ターン先攻後攻
1
23コスト50004コスト6000
35コスト70006コスト8000
ターン先攻後攻
1
23コスト5000のバニラをプレイ4コスト6000のバニラをプレイ
35コスト7000のバニラをプレイ6コスト8000のバニラをプレイ

反対に、単純にアタッカーとしての用途のみを考えた場合に、パワーが5000未満のキャラを場に出すことには、メリットデメリットがあります。

メリット

  • 序盤に余ったドン!!を使用することでドン!!の無駄がなく、後々、ドン!!を付与することでアタッカーとして運用できる
  • レストになった小型キャラの処理に回せる

デメリット

  • 手札が減る(相手にとって通したいアタックやリーサルのハードルが下がる)
  • そのキャラがカウンター値を持っている場合、手札の総カウンター値が減る

次いで、『パワーが、自身のコストに1を足した数値×1000』のキャラも、デメリット効果を持っているなど特別な事情がない限りは、漏れなく採用したいカードです。

『効果が弱い』『特徴や効果がデッキのコンセプトと合わない』といった場合でも、優先的に採用することをおすすめします。
特に中盤までは、コストに見合ったパワーを持つアタッカーを並べていくことが重要だからです。

補足

上述の理由により、パワー6000以上のブロッカーが非常に優秀です。
リーダーにドン!!を付与しなければ、リーダーの5000アタックが通らないからです。

2000カウンターは全て入れる

大前提として、2000カウンターを持つキャラは、8パックバトルにおいてアタリのカードに分類されます。

構築戦の場合、2000カウンターは12枚前後が標準的な枚数です。これを割合で表すとデッキの2~3割を2000カウンターが占めていることになります。

ところが、8パックの中から同等の比率を満たせるだけの2000カウンターが出てくることは殆どありません。つまり、どれだけ効果が弱くても2000カウンターを持っているというだけで価値がありますので、パックから出た2000カウンターは全て採用して構いません。

補足

それでも出過ぎてしまった場合には、性能を比較した上で取捨選択しましょう。

2000カウンターの中には、2000カウンターとしての役割しか持たないキャラと、2000カウンターであると同時に、他の役割も担うことができるキャラが混在しています。

ブロッカーは積極的に採用する

小型キャラが処理されにくく、また、デッキの総カウンター量が低い8パックバトルでは、少ないドン!!消費で登場させることができて役割も果たしやすい、小型のブロッカーの価値が高いです。

8パックバトルでは、場のキャラを除去できるカードやレストにできるカードが少ないため、序盤に出たブロッカーが終盤まで残っているといったことも起こり得ます。

また、デッキの総カウンター量が低いので、ブロッカー1体で手札複数枚の温存リーサルの回避に繋がる場面は非常に多いです。

デッキ構築のコツ その2.不採用編

先述の【デッキ構築のコツ その1】では、優先して採用したいカードを紹介して来ましたが、該当するカードを全てデッキに入れたとしても、まだ30枚には到達していない場合があります。

そんな時は、残ったカードの中から余った枠に入れたいカードを探すのではなく、『明らかに弱いカード・入れたくないカードを上から順位付けし、順位の低いカード(≒比較的マシなカードを見つけ出すことで、相対的に入れるカードを選ぶ方法もあります。

その上で、どうしても採用するカードを決められない場合には、これから紹介する、採用しないカードを選ぶ基準を参考にしてみてください。

カウンター値を持たないカード

2000カウンターとは反対に、カウンター値を持たないカードの採用には慎重になるべきです。
特に、イベントとステージは構築戦ほど効果的には使用できず、むしろカウンター値を持っていないために足を引っ張る場合があります。

但し、パワーを上げることができるカウンターを持ったイベントは、デッキの総カウンター値が低い8パックバトルにおいて、デッキのカウンター総量を増やす上で有効です。

手札事故を招く要因となる可能性はありますので、以下のデメリットを踏まえた上で採用を検討してみましょう。

  • 序盤~中盤にかけては、自ターンのドン!!の使用を抑えてまでカウンターにドン!!を割く動きは弱いため、早い段階から手札に来てしまうと持て余す可能性が高い
  • 手札に複数枚重なってしまった時などには、かえって守りが薄くなることもある
  • パワー上昇値の大きいカードは、コストパフォーマンスが悪い(過剰)ことが多い

サーチカード

サーチカードは、外れた時の損失が非常に大きいです。
対象が多かったとしても、カウンター値を持たないイベントのサーチカードの採用は、おすすめできません。
キャラのサーチカードも、外れてしまった場合に手札が1枚減ってしまうのは、相手からすればアタックのハードルが下がることになります。

仮に、デッキトップ5枚の中に対象が存在する確率が100%であったとしても、コストを支払ってサーチを行う必要が果たして本当にあるのかは、デッキ構築の段階からよく考える必要があります。

なお、あくまでサーチという行為に対する是非について言及していますので、サーチが主目的ではないカード――例えば、アタッカー目的で採用している「リリス《OP07-111》」の場合、効果はあってないような副産物に過ぎませんので、外したところで何ら問題ありません。

OP07-111|SR|CHARACTER

リリス

コスト3属性
パワー5000カウンター
特徴
科学者/エッグヘッド
テキスト
登場時自分のデッキの上から5枚を見て、「リリス」以外の特徴《エッグヘッド》を持つカード1枚までを手札に加える。その後、残りを好きな順番でデッキの下に置く。

トリガー自分のリーダーが「ベガパンク」の場合、このカードを登場させる。

また、「ポルチェ《OP07-072》」のような、サーチにプラスアルファでメリット効果がある場合には、状況に応じて使用しましょう。

OP07-072|SR|CHARACTER

ポルチェ

コスト3属性
パワー5000カウンター
特徴
フォクシー海賊団
テキスト
登場時ドン‼-1(自分の場のドン‼を指定の数ドン‼デッキに戻すことができる):自分のデッキの上から5枚を見て、特徴《フォクシー海賊団》を持つカード1枚までを公開し、手札に加える。その後、残りを好きな順番でデッキの下に置き、自分の手札からパワー4000以下の紫のキャラカード1枚までを、登場させる。

ドン!!をマイナスするカード

コストとして『場のドン!!をドン!!デッキに戻す』必要があるカードは、そうしたデメリットを抱えている分、強力な効果を持っています。
構築戦であれば、ドン!!を追加するカードを用意することでデメリットを軽減できますが、8パックバトルでは、例え開封した8パックの中からそういったカードが出ていたとしても、30枚の中から都合よく引ける保証もないため、構築戦以上にデメリットによる負担が大きく伸し掛かることになります。

極端な例ですが、後攻1ターン目に『ドン!!-1』した場合、10ドン!!に到達するのが1ターン遅れるだけでなく、発動以降の各ターンで本来使えた筈のドン!!を1枚ずつ、合計すると4ドン!!分も損していることになります。

ターン現在のドン!!本来のドン!!累計損失
112
234-1
356-2
478-3
5910-4
61010

数値以上に、テンポロスによって引き起こされる盤面の格差が大きすぎるため、基本的には、場のドン!!が9枚以上に達してから次のターンのドン!!が10枚を下回らない範囲で使用していくことになります。

Tips

「モンキー・D・ルフィ《OP07-073》」のように、次のターン、ドン!!が10枚に戻らなくても使用する価値のあるカードも存在します。

OP07-073|R|CHARACTER

モンキー・D・ルフィ

ライフ6属性
パワー7000カウンター
特徴
麦わらの一味
テキスト
起動メインターン1回ドン‼-3(自分の場のドン‼を指定の数ドン‼デッキに戻すことができる):相手のキャラが3枚以上いる場合、このキャラをアクティブにする。

場のドン!!をデッキに戻す効果を持ったカードの採用には、こうした使い勝手の悪さと強力な効果との二面性があることを考慮する必要があります。

コンボカード

8パックバトルでは、単体で弱いカードは避けるべきなので、コンボカードは、無理にセットで採用する必要はありません。
前提として、30枚のデッキ内に1組しか入っていないようなコンボは再現性が低いため、例え強いカード同士のコンボであっても、揃うまで使用を温存するのではなく、発動できたらラッキー程度に留めておきましょう。

コンボカードの例

単体で見たときにコスト3に対してパワーが3000しかなく、更にカウンター値も持っていない「コリブー」の採用は、控えておく方が無難です。

最低限の使い道があるカード

どうしても入れたいカードが30枚に満たない場合は、せめてカウンター値を持っているキャラを入れておきましょう。
最低限、1000カウンターとしての使い道があるからです。

枠が余ったからという理由で入れたカウンター値を持たないカードが途中で手札に来てしまい、結局ゲームが終わるまで手札に残り続けてしまうのは、カード1枚分、少ない手札で戦っているのと同義です。

アタック時のパワー設定

先述の【デッキ構築のコツ】でもお伝えした通り、8パックバトルでは構築戦よりもデッキ内の2000カウンターの比率が低いことが多いです。
これは、アタックする時に設定するパワーにも関係してきます。

例えば、構築戦で手札を切らせたい時は、通ったらラッキーな『アタック対象と同じ数値のパワー』で攻撃してカウンターを誘い、反対にアタックを通したい場合には『アタック対象のパワー+2000(以上)』でカウンター3000を要求――つまり手札を2枚(以上)切らなければ守れないようにして、カウンターを諦めさせることが多いですが、8パックバトルでは想定外にアタックが通ったり手札を多く切らせることが出来る場合も多いです。

そのため、手札がたくさんあって一見するとアタックが通り難い状況でも、意外と手札の総カウンター値は低い可能性があります。

こうした、構築戦と8パックバトルでの感覚の差は、リーサルを取りに行く上でも影響してきますので、可能であれば事前に8パックバトルと同じ条件で練習してみると良いかもしれません。

使用するパックのカードプールを把握する

以上が、どの8パックバトルでも共通する戦略や考え方となります。次のステップからは、参加するイベントで実際に使用するブースターパックの収録内容を把握していきましょう。

8パックバトルは、そのイベント開催時の最新ブースターパックを用いて行います。構築戦とは異なり、狭いカードプールの中で戦うことになりますので、収録内容に対する知識の有無はそのまま有利不利に直結します。

というわけで、各ブースターパックにおけるカード評価や解説、優勝した構築に多く採用されているカードの分析は、下記のブースターパック別・解説記事をご覧ください。

ブースターパック別・解説記事

8パックバトルのイベントで使用するブースターパックは、そのイベント開催時点における最新のブースターパックです。

ティアワンメディアでは、各弾ごとにカード評価や解説、優勝した構築に多く採用されているカードの分析などをまとめていますので、下記より該当する環境の解説記事をぜひ確認してみてください。

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